【真冬の大イベント】
難所ヶ滝の大氷柱 |
【難所ヶ滝はどこにある?】
テレビなどで紹介されることの多い「難所ヶ滝の大氷柱」ですが一体何処にあるのか?
この難所ヶ滝の大氷柱は宇美町にあります。詳しく述べれば宝満山と三郡山の縦走路の間に存在します。どちらかと言えば宝満山寄り(仏頂山の先)にあります。標高は700~800メーターの位置にあり、縦走路の近いところにありますが、縦走路からの下山による「難所ヶ滝」へのアプローチはかなり危険です。 通常の登山道と違い北風をまともに受ける向きにあるため、気温は5度前後低くなります。
谷底ルートで足元の悪い河原の道にあるため凍結しやすく、河原谷ルートからの下山は止めたほ
うが良いでしょう。
より大きな地図で 竃門神社(うさぎ道経由)~難所ヶ滝の大氷柱 を表示
【うさぎ道からのアプローチ】
難所ヶ滝の大氷柱へのルートは昭和の森の駐車場に車を止め、河原谷ルートをひたすら歩き難所ヶ滝に向かうのが一般的で、登山者も多く安全なルートですが宝満山のブロガーの端くれとして?宝満山側から「難所ヶ滝」を目指しました。
うさぎ道入り口 |
宝満山の北側の尾根伝いに回りこみ、仏頂山山頂に向かうこのうさぎ道は竃門神社方面から登る登山道(正面登山道、行者道、カモシカ道、うさぎ道)の中では楽に登れる登山道です。ただし、距離は正面登山道に比べ2倍近い距離を歩かなくてはならず、登山者にはあまり人気が無いルートのため、すれ違う登山者はほとんど皆無です。
分岐1 |
分岐2 |
【難所ヶ滝方面・河原谷ルートの分岐】
河原谷ルートの看板 |
この分岐を左に曲がり少し下ると河原谷ルートに着くことができます。
この河原谷ルートは「難所ヶ滝」のメインストリートとなっており「大氷柱」見物の登山者で渋滞となります。
このルートは宇美町の観光コースとなっているので随所に案内看板があり、登山はそれに従って下さい。
このあたりから登山道は凍結した岩の上を歩かなければ「大氷柱」は辿り着くことは出来ません。アイゼンは必需品です。4本爪の簡易式アイゼンで事足りるので携行しましょう。
ここから小氷柱まで30分、大氷柱まで30分、の計1時間の道のりです。
大氷柱が近くなるといっきに気温が下がります。宝満山の山頂よりも5度程度気温が下がります。アイゼンの調整等しなくていいように前日に調整しておいて下さい。
【下山ルートは2つ】
大氷柱を見た後はそのまま登ってきたルートを下山するか、もう一つは大氷柱の左端を登り三郡山縦走路まで出て宝満山を目指すルートに別れます。
大氷柱から30分程度縦走路を歩くと仏頂山山頂につきます。山頂を過ぎるとすぐに「うさぎ道」の標識が現れ右に下って行くと河原谷への分岐にたどり着きます。山頂からこの分岐まで1時間程度かかります。雪が積もる場合もありますが、この「うさぎ道」は比較的安全に下山できます。
仏頂山の手前にある「河原谷コース」の下山道は足を踏み込まないよう気をつけて下さい。
大氷柱を見てそのまま引き返した場合は「河原谷」と「うさぎ道」の出合いを必ず覚えれおいて下さい。 他の登山者につられて宇美の昭和の森に行くことになり、とんでもない遠回りとなります。
【結論】
道に詳しくない場合は宇美町にある【昭和の森】から河原谷ルートを使用して【大氷柱】を見に行くことをお勧めします。休日は多くの登山者がこの難所ヶ滝を目指すので安心できます。
宇美町にある昭和の森入り口の一本松駐車場から河原谷ルートを使用した場合、難所ヶ滝の大氷柱まで約3Kmの道のりです。
宝満山・かまど神社からうさぎ道を利用して河原谷ルートに合流、難所ヶ滝の大氷柱まで行った場合は約4km。1キロ程度遠回りとなります。
【軽アイゼン】
軽アイゼン |
冬山にあまり登らないので必要無いだろうと思っていましたが、「難所ヶ滝の大氷柱」の写真撮りたさに購入を決意しました。
2週間降雪がなく難所ヶ滝登山の当日は出番はありませんでしたが、降雪後は必ず必要となります。
6本爪の軽アイゼンで登山靴の固定はスノーボードと同じラチェットで締め上げます。 ※靴幅の調整は事前に調整して下さい。
難所ヶ滝程度ではこの程度で十分です。10本爪12本爪など高額のアイゼンもありますが、爪が原因で大怪我をすることもあるので初心者は軽アイゼンを使用しましょう。
ちなみにこのアイゼンはスポーツデポ太宰府店で購入しました。価格は5980円だったと思います。
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