2011年11月1日火曜日

ハチ対策!

興奮させないで!
夏~秋に向けて「ハチ」の活動が活発になります。つい最近も「高校生が防風林の清掃中にハチに刺される」というニュースがありました。
この時期山に行けば何処に行っても「ハチ」に出くわします。 このブログにも虫除スプレーの紹介をしています。蚊に対しては絶大な効果があり、「ハチ」や「アブ」に対してもある程度効果があるようですが、「ハチに刺されない」為の絶対的な効果があるとは言えません。

「ハチに刺されない」為には、「ハチ」を刺激しない事です。

ハチは蚊のように人の血を吸う害虫ではありません。 自分たちに危害が及ばない限り、ハチの方から攻撃してくることはありません。
(ハチの行動パターン)
ハチは自分たちのテリトリーで生活しています。 このテリトリの中に外敵の侵入があると果敢に攻撃を仕掛けてきます。

①「偵察」・・・テリトリーの中に侵入者が現れると一匹の「偵察ハチ」が「偵察」にきます。 おそらく視覚に反応するのでしょう。 この時「ハチ」は侵入者が自分たちの天敵かどうかを確認します。 ハチの天敵は「熊」です。ですから「黒い色」に過剰に反応します。白っぽい服装や白っぽい帽子をかぶるなどの対応が必要です

②襲ってこないかの確認・・・「ハチ」が襲ってくる事を確認することではありません。 「ハチ」にたいして侵入者が襲ってくるかどうかを確認してるのです。 
 自然界の動物のほとんどは自ら攻撃してくることはありません。 テリトリーに入ってきた「侵入者」に襲われると思い必死になって攻撃してくるのです。
このとき我々ができることは「彼らのテリトリーから速やかに退散することしかありません。

間違っても手で追い払う仕草や棒などを振り回してはいけません。 「ハチ」にとってこれらの行動は「攻撃」と見なされ、威嚇行動を取ります。また大声を出すことも控えます。ハチの聴覚はほとんどありませんが、空気中の微かな振動をとらえることは優れています。間違っても「ハチ」を殺そうなどと思ってはいけません。的に攻撃されたハチはすぐさま仲間を呼び、一斉に攻撃してきます。 この状態になるとほとんどのハチが興奮状態に落ちるため、周りにいた人間をも巻き込み攻撃してきます。



【速やかに退散】
 「偵察ハチ」が確認できたらむやみに騒ぎ立てず、静かにその場を離れましょう。 手や棒で追いはろうとしなければ攻撃してくることはありません。この時点での「虫除けスプレー」の効果は多分にあります。ハチ達が安全だとわかればすぐに去ります

【黒いものを避ける】
 黒は「熊」の色です。天敵である熊と間違えて攻撃してきます。山にのぼる際は服装の色に十分気をつけください。

【慌てない】

偵察行動や威嚇行動ではかなり接近してきます。この時点で手で「追い払う」行動に出れば刺される可能性は高くなります。叩き落としでもしたら大変です。仲間とともに一斉攻撃を受けます。頭の近くに寄って来ても「何もしない」事です。こちらが手を出さない限りハチは攻撃してこないと言うことを信じて?速やかにその場を離れましょう。

【頭部を隠す】

 ハチが万が一襲ってきたら頭部を隠しましょう。髪の毛の「黒色」に反応します。白いタオルや白っぽい帽子をかぶり頭部を保護して下さい。

【過去にハチに刺されたら】

過去にハチに刺された方は注意が必要です。 一度ハチに刺されると体の中にハチ毒に対しての「抗体」が作られその抗体が人体に極度のアレルギー反応を引き起こします。(アナフィラキシー症状) 嘔吐や吐き気、呼吸困難などのアレルギー反応を起こし最悪の場合死に至ります。※アドレナリン注射で快方に向かいます


(防虫ネット)
宝満山を登っているとよくこの帽子をかぶっている登山者を見かけますが「ハチ」に刺されないコツはあくまでも「ハチ」を刺激しない事です。手や棒で追い払う行動を絶対にしないことです。 防虫ネットをしていれば「ハチ」を怒らせてもさされる事はありません。 ですが一旦「興奮状態」になった「ハチ」はあなたの近くにいる人をも見境なく攻撃してきます。 たまたますれ違った通行人にも被害が及ぶのです。 自分だけは大丈夫だからといって「ハチ」を刺激するような行動は謹んでください。



 ハチだけではなく熊や蛇といった動物たちは自然の中で「自然」のルールで生活しています。 
 そのテリトリーにずけずけと侵入し彼らを攻撃しているのは実は我々人間だということを認識してください。

 彼らを追い払う(排除)するのではなく彼らの庭先を静かに通らせて頂く気持ちが重要です、



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