2010年7月28日水曜日

宝満山ガイド(3)中宮跡~山頂~キャンプセンター~そして下山へ



山頂を目指そう
中宮跡を過ぎるとすぐにこの分岐が見えてきます。山頂を目指すのならば左の階段を、キャンプセンターやトイレ・水飲み場を目指すならば右の山道を、の表示がありますが出来れば左の正面登山道を目指しましょう。 
右の「女道」はキャンプセンター直下の水飲み場までは楽に歩けますが、そこからキャンプセンターまでは長い石段(百段ガンギよりも長い)を登らなくてはなりません。 

左の正面登山道「男道」は今まで登ってきた石段という感じは少し薄れ、岩山を登るといった感じで風邪通しもよく比較的楽に山頂までだどりつくことが出来ます。中宮跡から2~30分程度だと思います。





5~10分すると8合目に到着
※途中に「羅漢めぐり」の分岐がありますが道が険しく時間1時間30分程度かかる為、敬遠したほうが良いです。








袖すり岩


袖すり岩を通過し9合目を通過。もう一度狭い岩道を通過すると最後の階段が現れます。








最後の階段



この急な階段をよじ登れば山頂です。








山頂 竈門神社上宮

山頂です  360度の展望をお楽しみ下さい


稚児落し

山頂からキャンプセンター、仏頂山方面へ行くには、この稚児落しを降りるか反対側(宇美側)にある登山道を下山しなければ行けません。 「稚児落しは宝満山登山中最大の難所と言われていますがいくつかの注意点をクリアーすれば女性や子供でも簡単に降りることが出来ます。
・ 必ず両手が自由に使えるようにすること(ポールはザックにしまうこと)
・手袋(軍手)があれば使用してください。
・後ろ向きでゆっくり降りてください。(よじ登る要領で)

・上部から見て一番右のルート(小さいクサリ)を選んでください。
・お子さんを抱えて降りることは出来ません。もう一つのルートを使用するか諦めて正面道を降りるか選択してください。


稚児落としのルートを使えばキャンプセンターまで5分で到達出来ます。 キャンプセンターには簡易宿泊施設、バイオトイレ、水飲み場があります。 
キャンプセンターから「女道」を使って「中宮跡」経由で来た道(正面登山道)から下山出来ます。

※キャンプセンターでの料金は下記の通りです。

・小屋での宿泊   500円

・休憩          50円

・シュラフレンタル  100円

トイレは無料ですが維持管理に多額の費用がかかる為、使用した場合100円程度寄付してください。宝満山キャンプセンターのブログ



キャンプセンター~女道~下山


キャンプセンターのテントサイト脇から「石段」を降りて「女道」を通り、下山が可能です。

女道分岐
石段を降りると「女道分岐」にさしかかります。 ここで案内表示通り右を目指します。






あとは一本道ですので迷うことはありません。 中宮跡の分岐につながり、登ってきた道を下山することになります。




(下山での注意事項)

宝満山は二合目の一の鳥居から山頂まで天然石の石段が続きます。下山においてはこの天然石の石段ゆえ、かなり「足」「腰」に負荷がかかります。下山における足への負担は通常 自分の体重の3倍かかると言われています。 山頂から下山する場合、三合目の休堂跡(水飲み場)に達する頃にはかなり「足」に負担がかかり「足が笑う」状態になり、転倒して大怪我をする登山者も少なくありません。  トレッキング・ポールを積極的に使用してゆっくり降りることを心がけましょう。

私は2本で5000円の安物のトレッキングポールを使用していますが、この「宝満山」の下山で「足」への負担は大幅に軽減されました。

「宝満山」はコースとしては遭難することもなく安全で初心者向きの山ですが体力的にはかなり厳しい山であることを理解してください。 サンダル履きや「お子さん」を背負って簡単に登れる山ではありません。 そこを理解して「安全」で「楽しい」「宝満山登山」を満喫してください。

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